このサイトは 「三景スタジオ」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
以前は事務員をされていたとのことですが、どんなきっかけでフォトグラファーを目指されたのでしょうか。
前職では調剤薬局の事務員の仕事をしていました。なんというか、結構真面目な雰囲気の職場で、計算を間違えずに、決められたことをコツコツこなしていく感じで。もちろん楽しいこともありましたが、慎重さだけが求められ、ずっと変わらない日々をこのままやりつづけるのは私には合わないのかもしれないと思い、結婚を機に退職しました。
ただ私がカメラに触れるきっかけも今の夫、当時は彼氏ですね、彼氏がきっかけなんです。5年ほど前に付き合い始めた彼氏の顔がとっても好きで、この顔をカッコよくキレイに残しておきたいと思い、カメラを購入しました。スマホはもちろん持ってましたけど、旅行したときとか記念日とか、キレイに残せるじゃないですが。
結婚して娘が生まれてからは、今度は娘の写真をたくさん撮っていました。もうかわいくてかわいくて、すべてを残しておきたくなります。
娘が3歳になり、またお仕事を再開したなーっと思い、求人広告を見ていたら、フォトグラファーというのが目に留まって。子どもと関わるお仕事に興味がありましたし、自分はカメラも好きだし、SNSでも反応をもらえるようになったし、これいいんじゃない?と思って応募しました。
数ある写真スタジオから、三景スタジオを選んだ理由はありますか?
求人広告で未経験フォトグラファー募集していたのが直接のきっかけではあるんですが、実は娘の1歳の誕生日写真の撮影に三景スタジオの「ぱれっと」を使っていたんです。その時にお店がかわいかったなとか、スタッフさんみんな新設だったなとか、素敵な経験をしたことを思い出して、あそこで働けたらいいなぁと思いました。
さらに面接でお店にいったとき、貼られている写真を見て、その世界観に「すごい!」って衝撃でした。面接では店長兼フォトグラファーの方にご自身の撮影した写真を見せてもらって、これがまた衝撃でした。もうこの店長の下で働きたい!って思った記憶があります。完全に魅了されてしまい、ここで働かせてくださいという熱意を伝えたところ、採用してもらった形です。
入社してすぐの思い出はありますか?
入社した日にですね、その面接してくださった店長のアシスタントがたまたまいなくて、私がいきなり入らせてもらったんですが、もう圧倒されてしまって。何もかもがすごすぎて、私にはできないかも…と自信喪失してしまいました。怖いって思ったのを強く覚えています。
お客様をしっかり見て盛り上げて、ちょっとふざけてみたり、ぬいぐるみで話しかけたり…。私は元々すごい元気なタイプというわけではないので、あんな盛り上げ方が私にできるかなって。入社初日での挫折感は忘れられないですね。
そこからどのような勉強をされていったのでしょうか。
写真の撮り方よりも、一番大変だったのはやっぱりコミュニケーションです。私の場合はお客様との会話中に間が開いてしまうというか、シーンとする瞬間みたいなのがあって、それを克服するため、先輩たちの技術を学びました。お客様に楽しんでもらうためにも、何も話していない時間がないような気の使い方。
1人の先輩につきっきりになるのではなく、いろんな先輩の撮影にアシスタントとして入らせてもらいました。フォトグラファーにもいろんなタイプの方がいるので、人によって楽しませ方も全然違うんですよね。自分の個性を大切にしていいんだなって、前向きに捉えられるようになりました。
フォトグラファーとして、現在はどのような点にやりがいを感じていますか?
前の話にもつながってきますが、自分の個性を出せるというのも、フォトグラファーのお仕事のひとつのやりがいだと思っています。すごい元気を無理に出すのではなく、自分の強みを出してもいい。私の場合は娘がいるので、そのしぐさや行動を徹底的に観察して、写真に反映させるようにしています。お客様に楽しんでもらえれば、どんなやり方でも大丈夫なんだというのは、やりがいにつながりますね。
それにやっぱり毎日の撮影は大変ですが、やっぱりいい写真が撮れたときは嬉しいです。自分がこれはよく撮れた!と感じた写真をお客様が選んでくださったときは、もう鳥肌が立っちゃうくらいです。それがすごいベストな笑顔の写真だけでなく、あえて撮ったおもしろ写真だったりすると余計に、あの撮影を楽しいと思ったのは私だけではなかったんだと、すごく嬉しくなります。撮影という空間で、お客様と通じ合えた感覚ですね。
大友さんのフォトグラファーとしてのこだわりは、どのような部分でしょうか?
かわいい顔はもちろんなんですが、私はこのスタジオに来てくれたその感情を、絶対残したいと思っています。お母さんと、お父さんと、そしてお子さんがスタジオにいるその瞬間の写真が大好きで。スタジオという幻想的な空間に、赤ちゃんがぽつんといるという写真もとても喜ばれるので、しっかり撮影します。
スタジオの撮影は1回しかない記念日に来てくださることがほとんどです。その1日がすごいよかったねって、新たな記念日になるような撮影を心がけています。
今後取り組んでいきたいことやフォトグラファーとしての目標をお聞かせください。
子どもも小さいですし、フォトグラファーとしての経歴も短いですし、まだまだ日々を生きるのでいっぱいいっぱいという気持ちはあります。
先輩たちの姿を見ていて、かっこいいな、すごいなってまだまだ圧倒されていて、ああなれるかなと悩むことも多いです。ただ自分らしさを生かしながら、少しでも憧れの先輩たちのようになれればいいなと思いながら、毎日取り組んでいます。
私は三景スタジオを今の店舗しか知らないんですが、本当にみんな仲がよくて。物を言いやすい環境というか、上の人であっても私の意見をきいてくれるし、とても話しやすいです。素敵な写真の情報やトレンドなんかの共有もしあっていて、どんどん写真をよくしていくという気持ちがある環境だからこそ、頑張れるんだと思います。
最後に、これからフォトグラファーを目指している方へコメントをお願いいたします。
私自身、フォトグラファーなんて難しい仕事できるわけないって思っていました。フォトグラファーとして働いている今でも、そうずっと思っています。でも仕事をしているうちに、たくさんの経験をしているうちに、いつのまにか撮影ができるようになっているシステムを三景スタジオがつくってくれています。
もちろん楽なことばかりではありませんが、未経験だからというだけでチャレンジしないのはもったいないと思います。踏み出したらあとは周りが助けてくれます。
やっぱり人生は楽しいほうがいいじゃないですか。私、以前の職場では仕事に行くのが嫌だったんですが、今はもう毎日仕事へ行きたいと思うくらいです。だから、もしフォトグラファーに興味があるのなら、一歩を踏み出してみませんか?
ありがとうございました!
活躍中のフォトグラファーのほとんどが、カメラの知識もスキルもない、未経験からスタートしているという三景スタジオグループ。勉強すれば身につく知識よりも、お客様と心から楽しく、笑い合いながら撮影をしたいと思える、フォトグラファーの「適性」を重視して採用。
未経験から約半年という最短距離でフォトグラファーになれる可能性を持った三景スタジオに、監修協力をしてもらいました。
ぱれっと札幌東店 大友さん
「彼氏の姿を格好良く写真に残しておきたい」という気持ちからカメラを購入したことが、この道を歩むきっかけとなったという、女性フォトグラファーの大友さん。
未経験からフォトグラファーデビューしたことで、プロの世界に圧倒されることも落ち込むこともあるそうですが、自分らしさを大切にしながら、お客様に楽しんでもらえる仕事に、ご自身も毎日が楽しいとのこと。どのような思いで仕事に取り組んでいるのか、インタビューをしました。